抱っこ通信 467号(2012.5.16

昨日の15日で沖縄返還40年。嘉手納基地より南の基地は返還するという話がありますが、いつ実行されるのかは明記されていません。沖縄の海兵隊員が減少すると言われていますが、日常の市民生活が脅かされる危険性は、例えば戦争密度という言葉があるかどうかわかりませんが、米軍基地の強化など、その密度ますますは高くなっているように思います。私たちにとって、特に沖縄の人にとって、返還後、良くなったことや悪くなったことをしっかり見つめなおさなければなりません。

 1978年、初めて訪れた沖縄で参加した元旦のあかつきの大合唱で「沖縄に返せ」とうたう仲間たちに感動したことを思い出します。それまでは私は「沖縄を返せ」としか歌っていませんでした。誰のための、なんのための返還だったのでしょうか。

  ♪帰れ!帰れ!アメリカへ帰れ!この国に米軍はいらない
    帰れ!帰れ!アメリカへ帰れ!この国に戦争はいらない♪

 沖縄の現実を変えるためには、その根っこにある日米安保条約を破棄することから出発することが大事です。なにか沖縄の問題と原発の問題は似ているような気がしています。


サマカレ受付がはじまっています
 毎日、数件ずつサマカレの問い合わせが来ています。毎年、参加している人からもありますが、噂を聞いてホームページを見て、という人も結構います。受付がはじまったところでは、申し込みの出足はどうなんでしょうか?なかなか研修会に参加できる職場環境がなくなってきています。地についた呼びかけが大事なようです。


8月18・19・20日は合研に参加しよう
 10日から13日まで、神戸2回、宝塚、姫路、西宮、加古川、尼崎、川西と合研プレ企画ピカリンコンサート8ステージを楽しんできました。10日の神戸実行委員会主催のピカリンとあそぼうコンサートは、今年度から保育所に保育士として採用された仲間が参加者の1割を超えるなど、若い先生たちがいっぱいで、それだけで今年の合研の可能性を感じられました。合研という言葉を聞くのも初めてという仲間たちでしょうから、合研当日の楽しさはもちろん、その取り組む中での楽しさもたくさん経験してほしいです。

 また、予想以上に公立の仲間たちの参加も多かったということで、帰り際には合研参加の問い合わせが結構あったそうです。他地域でも公立の仲間たちの参加が予想より多かったという声を聞きました。今回の地域実行委員会の主力は民間保育園の仲間たちでしたが、今、橋下大阪市政ではないですが、なかなか公立の仲間たちの動きが、取り組みが難しい状況に追い込まれているのかと思います。その中では顔なじみの尼崎の仲間たちが、たぶん組合保育所部会(支部?)ぐるみで、実行委員会に参加しているのは嬉しかったです。

 10日のみ保育士向けの研修会になりましたが、他会場とも親子でのつながりあそびコンサートでした。尼崎では地域を東西に分かれて踊りとうたの発表がありましたが、どちらも一工夫していて、歌の発表の最後には紙飛行機を飛ばしていましたが、その紙飛行機には紙飛行機を折った人の保育要求が書かれていました。こういう事前の取り組みなど、自らが会の主体になっていく参加していくというプログラムがあることが合研を成功させるために必要です。これは合研だけではないですが・・・。

 合研参加の訴えも、保護者さんがつくった過去の合研のDVDを見ながらの訴えや、「子ども・子育て新システム」の問題点を指摘しながらの訴えや、独自のチラシをつくったりして、それぞれの地域で工夫しながら誘い合っていました。合研に参加した仲間や保護者の感想や励みなったことや学んだことなどの話も聞きたかったです。合研まで後、3か月間、もう一回りもふたまわりも声を掛け合って、新システムを撤回させる運動とともに大いに盛り上げていきたいです。

 神戸、姫路、西宮では神戸サマカレの仲間たちも参加してくれて、一緒に楽しんでくれました。

抱っこ通信 466号(2012.5.7)

 少々、ホームページをいじっています。データーが多すぎて更新がままならないこともあり、古くて使われていないものや、リンク先のほうが最新の思いや活動が伝わるものはそちらを優先します。と、書きながら、なにをどうしていいのやら・・・。いろいろご迷惑をおかけすると思います。

新CDブック『どっこいしょ どっこいしょ ―押してもだめなら―』制作進む
 連休中は6月中旬に音楽センターより出版予定の『ピカリンベスト4 つながりあそび・うた どっこいしょどっこいしょ −押してもだめなら!―』のテキストを執筆していました。締切日の本日、無事に原稿データーを送ることができましたよ。

 音楽センターから出版された2006年『ピースマンがやってきた!』(CDブック)と2008年『ドドーンとヤッター!』(CD&テキスト)を合本してのベストシリーズ第4弾のつもりが、収録曲25曲中16曲は音楽センター音源ではなく、新録音となりました。もちろん、新曲も多いです。

 『ピースマンがやってきた!』からは保育園児がうたう『元気いっぱい』(新ライブ録音)、『地獄の一丁目』『ここはおばばのお山だぞ』『おなか』『ピースマンがやってきた!』の5曲、『ドドーンとヤッター!』からは『まわってまわって』『ゴシゴシゴシゴシ』『でんしゃにのってゴーゴーゴー!』『君からもらった宝物』で、私が大好きなあそびや歌ばかりです。
 ピカリン自主制作音源からは再販のリクエストが多い『晴れた日には』と『朝です おきなさい』の2曲を入れました。

 あとは、『押してもだめなら!』(ダンス)『ぐるぐるぐるぐる』(手遊び)『ぱっぱっはらっぱ』(手遊び)『タオルンルン』(当てっこあそび)『おいで』(抱っこ)『おやまにのぼりましょ』(くすぐりあそび)『パーでオバケ体操』(当てっこあそび・ダンス)『行こう行こう』(イス取りゲーム)『だいこん抜き』(くすぐりあそび・対抗)『春が来たよ』(ダンス)『あしたもワイワイ』(一日のお別れソング)Hand & Heart』(震災復興応援ソング)『あしたへつづく』(手話)『夢わかば』(保育園児がうたっています)です。

 前作の2シリーズは、「つながりあそび・うたを創作する主人公は、子どもたちと遊んでいる保育のつながり仲間たちだよ」を伝えるために仲間たちの作品も多く収録しましたが、今回はピカリン作品で構成しました。研修会でさっと通り過ぎた作品や現場で好評な作品を入れたつもりです。今年のサマー・カレッジから楽しんでいきたいと思っています。楽しみにしていてくださいね。


未来へつづく子育て・保育をつくりだすために 第44回全国合研in兵庫プレ企画へ
 10〜13日は第44回全国保育団体合同研究集会(合研)in兵庫のプレ企画として、県内8カ所でピカリンコンサート『あそべやあそべ みなあそべ』を楽しんできます。兵庫県内の案内チラシには「輝け!子どものいのちと笑顔 きりひらこう保育・子育ての未来」と書かれていました。そのチラシの中に兵庫県実行委員長の二宮厚美さん(神戸大学教授)は「日本の保育の発展に大きな役割を果たしてきた保育合研は、今年、神戸で開催されます。今年の合研は、保育の市場化をねらった『子ども・子育て新システム』が大きな争点になっているだけに、特に大きな意義を持っています。日本の保育制度は、今、若い家庭における生活不安の増大、子育ての困難化、増え続ける待機児、また、児童虐待問題など、多くの課題を抱えています。また、3.11後の被災地における保育所の再建、原発災害に見舞われた子どもたちの健康・発達の保障等、みんなで考え、力を出していかなければならない課題に直面しています。
 合研に保育関係者の知恵と力を結集し、これからの歴史的なテーマに取り組んでいきましょう」と書かれています。

 最近、保育士だけでなく、保育園に働くすべての先生たちが疲れ切っています。子どもたちも同じで疲れています。年々、その疲労度は増してきています。よく見れば、保護者さんたちも同じ状況です。体も心スカスカにされて、つやつやとした人間らしく生きることを奪われています。その原因は、その根っこは同じところにあります。金儲けが何よりも大事とし、いのちを大事にしない勢力が推し進める政治が今日の状況をつくりだしているのです。「子ども・子育て新システム」もその流れの中で考え、つくられてきています。急に出されてきていることではなく、ある面ではその場しのぎの積み重ねで、また、ある面では着々とその準備を進めてきたといえます。

 今日の状況を切り開くために、子どもが子どもらしく友だちと一緒に嬉々と遊びまわる姿を取り戻すために、大人が嬉々と働く姿を取り戻すために、家庭で・地域で・職場で、すべての人が人間らしく豊かに生きるために、今、子ども・子育て・保育の現状を深く学び、現状を変えるだけでなく、未来に続く楽しい子育て・保育を一緒に学びあい、交流するのが合研です。私は、つながりあそびを、人と人がつながる楽しさ=生きる楽しさ、を奪うものに立ち向かう楽しさ、と位置付けていますが、子育てと保育の楽しさを奪うものに立ち向かう、子育てを、保育を、保育運動を楽しいものにしていきたいです。その場が私の合研であるし、プレ企画なのです。その中で、私が私らしく育てられるのです。感謝しながらプレ企画楽しんできますよ。

日程は、8月18日()・19日()・20日()です。
会場は神戸のワールド記念ホール・神戸学院大学有瀬キャンパス他です。
詳細は後日、紹介します。

抱っこ通信 465号(2012.5.2)

 ゴールデンウィークです。私は6月に音楽センターから出版予定のCDブックテキストの原稿書きです。タイトルを『どっこいしょどっこしょ 押してもだめなら』にしました。今、踏ん張り時ですからね。

 さて、今日の朝刊に、毎年恒例の某生命保険会社が実施している就学前と小学校低学年の子どもたちの夢アンケートの結果が掲載されていました。ベストスリーは昨年と同じで、男の子は@サッカー選手、A野球選手、B学者・博士。女の子は@食べ物屋さん、A保育園・幼稚園の先生、B学校の先生(習い事の先生)でした。

 女の子の2位、3位が嬉しいです。きっと厳しさが増す現場の中でも、一人ひとりの子どもたちに寄り添い、子どもたちの笑顔を輝かせる保育士・先生たちの存在が子どもたちの憧れになっているんですね。感謝、感謝です。
 子どもたちの憧れになっている、精いっぱいに頑張っている保育士さんたちから保育の喜びを奪うのが「子ども・子育て新システム」です。それも消費税増税とセットにということですから、絶対に許すわけにはいきません。立ち上がりましょう。反対の声を出しましょう。



     笑顔のためにつながろう
5月1日 第83回三多摩メーデー
 「笑顔のためにつながろう」これは開会宣言で呼びかけられた言葉です。メインスローガンの前にです。今年もメーデーに参加してきました。市役所に働いた一年目から参加していますから何回目になるのでしょうか。つながりあそび・うた研究所を立ち上げてからも、スケジュールが合う限り参加しています。
 開会前の文化行事で歌わせていただいたり、デモ隊送り出しのうたごえの中で2回ばかり歌わせていただいたり、キーボードやアコーディオンに混ざってギターで伴奏に加わったりと楽しんでいます。メーデーにはメーデーらしい労働歌やうたごえが歌えるから年一回の楽しみなんです。私の今年は『生きて生きて生きて』『ワッショイワッショイ!ひとりじゃないさ』『Hand & Heart』『あしたへつづく』をメーデー参加者と三多摩のうたごえの仲間と歌いました。



    ♪菜の花をあなたにおくります♪
4月29日 第15回ピカリン&なのはなスプリングカレッジ
 今回で15回目を迎えました。主催は大阪市保母のうたごえサークル“なのはな”です。職場の厳しさが増す中、また、退職する仲間たちや出産・子育て真っ最中の仲間たちなど、歌い続けることが、サークル活動を続けることが厳しい中でも、子どもが大好き、保育が大好き、うたうことが大好きな仲間たちががんばり楽しんで20年近くも続けてきています。感謝、感謝です。

 今年の参加者数は、例年よりも少ないですが、130人の保育の仲間たちの参加と生後何か月から小学生低学年まで子どもたちも10人を超え、プラス、なのはなの仲間たちも含めると約150人を超える人数となりました。会場の広さが参加者数からみればと余裕ということもありましたが、それ以上に、子どもたちの存在がゆったりとして、ほのぼのしたスプリングカレッジをつくってくれました。この時期というか、お疲れモードの保育士さんたちには、あまりガツガツするカレッジもどうかな、と思いますので、ちょうどよかったでしょうか。

 とは言え、中身は濃かったですよ。ピアノ伴奏のひとみちゃんに合わせて『元気いっぱい』からスタート。新曲『春が来たよ』をみんなで歌った後には、すぐに『春が来たよ』のダンス。フォークダンス風な簡単な輪踊りで、テンポよく掛け声をかけながら踊れるようになると楽しいです。踊っている仲間たちをみながら、違う踊り方も浮かんできましたよ。初めて参加する若い仲間が多かったこともあって、『でんしゃにのってゴーゴーゴー!』のいろいろバージョンもなかなかのスピードと展開でした。『地獄の一丁目』『おなか』でひと休みです。

 後半は久しぶりの『かくれんぼ』。年度初めのこの時期はどうしても先生が中心になって楽しむあそびを増やしてあげたくなります。先生が子どもの中に入っていってほしいのす。『ぱっぱはらっぱ』では原っぱに住んでいるものを出してもらいながら進めました。ここでは保育園児が大活躍です。つくしのこ・モグラの子・カエルのこ・バッタのこ・タンポポさん・ヘビのこ・てんとうむし・ちょうちょ・クワガタ・はち・カマキリと出ましたよ。「あれ?カエルの子っておたまじゃくしじゃなかったっけ?」。私が最初に出した「つくしのこ」から、どういうわけか「こ」が付いていきました。

 『おいでおいで』は3パターンで。『だいこん抜き』は親子パターンで。最後の『ぐるぐるぐるぐる』は「クマ」「アンパンマン」から始まる、ごく一般的なバージョンになってしまいました。子どもはこれで十分に楽しいのですが、イレギュラーの答えを期待していた私としてはちょっぴりさびしかったです。きっと保育現場では子どもたちの可愛いトンチンカンな迷答で保育士さんたちは困ったり喜んだりおもしろがったり・・・そんな姿が目に浮かびます。

 午後のスタートは、関西合唱団の仲間たちを中心に約60人前後の合唱団で、実際に2年前に大阪であった子ども虐待問題を意欲的に取り上げた、親子で歌う組曲「育ちあういのち」の中から3曲を歌ってくれました。多くの保育士さんたち、保護者さんに聞いてほしいと思える作品でしたよ。
 私は「あしたへつづく」を一緒に歌ってもらいました。


 この後がスプリングカレッジ名物の「新採さんいらっしゃい」コーナー。今年は12人の新採さんが参加してくれて、珍しく大阪市の保育所に勤務する仲間が多かったです。なぜ、保育士になったかの質問に、「子どもが好きだったか」「自分の担任先生にあこがれて」「実習先の先生にあこがれて」「周りの大人に保育ぬ向いているからと言われて」などの答えがありました。やはり、いま子どもたちと育ちあう「あなた」が大事なんですね。

 ダンスは『押してもだめなら』。「どっこいしょどっこいしょ」や「ハイハイハイハイ」の掛け声も踊りを重ねるたびに大きくって、なかなか良い感じで踊れていました。『パーでオバケ体操』は歌詞を覚えていないとなかなか前に進まないというか、踊りが遅れてしまいますが、とっても可愛かったので夏祭りに踊りたいといってすぐに音源をほしいといってくる仲間がいましたよ。
 6月中旬に発売予定のCDブックの予約が32人もありました。送料350円も含めた3350円を支払ってくれたのですからありがたいことです。


 最後に復習と『夢わかば』でスプリングカレッジは終了。毎年、私が楽しませてもらているスプリングカレッジでした。

 『夢わかばプロジェクト』のメッセージカードには64人の仲間が素敵なあたたかいメッセージを書き入れてくれました。
 「みんなが生きていてくれたことは全国のみんなの勇気になりました。ありがとう。これからすてきないろの花を好きな時に咲かせてください。きっといつか、必ず花ひらく時が来るから。大阪 美佐」
 「被災地の子どもたちへ  悲しい音つらいことたくさんあったと思うけど、これからあなたたちには幸せがいっぱいやってくるよ。だって人の悲しみやつらさがわかる心が育ったと思うから。心にうえた幸せの“タネ”をきっとさかせてね。大阪市 みき」
 「“ひとりじゃないよ 支えあって生きている”私もこの言葉に救われてつらいことを乗り越えてきました。さき」 


 最後に大阪市保母うたごえサークル“なのはな”ができたばかりのころに贈った歌を紹介します。

         なのはな
                         作詞・作曲 二本松はじめ

1.あさもやのなか 夜露を宿して
  光を信じながら 春を染めていく
  菜の花をあなたへ贈ります
  菜の花をあなたに贈ります

      2.雨打つ中で 肩を寄せ合って
        輝きを鮮やかに 春をそめていく
        菜の花をあなたへ贈ります
        菜の花をあなたに贈ります 

            3.ちいさな花は いのちのうたごえ
              そよ風に揺れながら 春を染めていく
              菜の花をあなたへ贈ります
 
             菜の花をあなたに贈ります



4月27日 板橋区教研児童文化部
 全レク仲間のれいこ先生が窓口になってからすでに○○年、その前任者の同じく全レク仲間のゆりちゃん先生の時からだから、板橋区の児童文化部とは10年以上の長い付き合いです。一時は参加者がグーンと減りましたが、このところは若い先生も増えてきて、60~80人近くです。継続して参加してくれている、とこちらもテーマを決めて継続的に内容を積み重ねていけるのですが、異動やらなんやらで毎年、新しい先生たちが多いので積み重ねというところにはいけません。長く続けていて、それが心残りです。

 小学校の先生対象ですから、遊びながら遊びのねがいや子どもたちへの目配りなども結構話しています。今回は一緒に参加していた全レク仲間のあらちゃんの帰り際のしみじみとして言葉から「『動物家族』の時、遊びが成立しなかったときに、その場で間違えを指摘しなかったのは、間違った子どもへの心配りだったんだね」。